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Whiskey&Co.

2022 / 10 購入はこちらから

地方創生を目的としたDAOコミュニティのデザイン 静岡県三島市にウイスキーの蒸留所を作り、そこを起点にした三島市の街づくりに寄与する「三島ウイスキープロジェクト」を始動するのにあたり、そのプロジェクトのDAO(Decentralized Autonomous Organization)コミュニティ上で使用されるトークンのロゴや、キービジュアルのデザインを行った。 DAOコミュニティとは自律分散型組織と呼ばれ、同じ目的や志を抱いた人々が協力しあって運営される自律的なコミュニティであり、このコミュニティの活動によって三島市の活性化が促されるデザインを目指した。 コミュニティへの参加者を募る上で、ブロックチェーンを活用したトークン発行型クラウドファンディングの「FiNANCiE」で、本プロジェクトのトークンを発行し、トークン購入者はコミュニティの一員としてプロジェクトに参画できる。 トークンのロゴデザインでは、コミュニティのシンボルとして認識できるような直観的な分かり易さと、昨今のおびただしい数が生まれている暗号通貨のロゴからの差別化を意識した。 シンボルマークは「鍵穴」と三島市の「三」を元に構成し、その名の通り“三島のキー”となる事を象徴する。 WEB3やDAOというコンテンツが持つ“先進的な印象”と、三島市が誇る清流と宿場町として発展してきた“豊かな自然と歴史的背景”が共存できるよう表現のバランスを考え、ロゴのカラーは柔らかな水色をベースに配色した。 またキービジュアルにおいても、上述の二項をより深く共存させるため、油絵等で使用される技法のマチエールをデジタルペインティングのグラフィックで再解釈し、「デジタルマチエール」として表現を試みた。 トークンという手に取ることができない“仮想のモノ”と、三島市産のウイスキーという“現実に嗜むことができるモノ”が同居しているような表現にしている。 また、マチエールという人の温度が伝わる表現がデジタルに変換されているという事自体が、WEB3やDAOの概念のメタファーであり象徴となっている。 今後は蒸留所の稼働やウイスキーの製品化等で、世界の蒸留家の方々やウイスキーを愛する方々、そして三島を愛する方々が交わる事になる。 多く人々の対話がDAOコミュニティによって行われていくが、そのコミュニティの中心にこのkey3トークンがどのような形で使用され活性化していくのか、非常に楽しみなデザインプロジェクトとなった。 なにより、富士の豊かな水でできたウイスキーと三島の自然を嗜むことができるトークンは とても贅沢なものだと考えている。

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